WordPressのサイトを運営していると様々な問題が起きます。WordPressのプラグインのアップデートで不具合が生じたり、サイトが攻撃を受けたり、間違ってデータを消してしまったりすることもあるかもしれません。そんな時にデータのバックアップをしておけば、バックアップの時点に戻すことができるので安心です。WordPressの定期的なバックアップを行うことで、不測の事態に備えることをおすすめします。

そこで今回は、バックアップの定番プラグイン「BackWPup」を使って、定期バックアップを行う方法をご紹介します。

目次

  1. BackWPupについて
  2. BackWPupのインストール
  3. BackWPupの設定
  4. バックアップの実行
  5. 【補足】画像データが多い場合のバックアップ方法
  6. 最後に

1.BackWPupについて

BackWPupサイトのバックアップを行うためのシンプルなプラグインですが、バックアップ方法を細かく設定できるのが大きな特徴です。

BackWPup

BackWPupで出来るバックアップ

  1. サーバーのデータ、データベースを全部バックアップ出来るが、サーバーのデータのみ、データベースのみのバックアップも可能です。
  2. XML形式で記事のバックアップも可能です。
  3. バックアップスケジュールを複数設定できます。
  4. バックアップファイルはサーバ内のほか、オンラインストレージ(Dropbox、Amazon S3、SugarSync、Microsoft Azureなど)、FTP接続で外部サーバにも保存可能です。
  5. メールでバックアップを送信できます。

2.BackWPupのインストール

左メニューのプラグインより「新規追加」をクリックします。
開いた画面のキーワード欄に「BackWPup」と入力してください。

01a

検索結果にBackWPupのプラグインが表示されます。 「今すぐインストール」ボタンを押し、インストールを開始します。
最後にプラグインを有効化してください。

01b

3.BackWPupの設定

左メニューにBackWPupが追加されているので、「新規ジョブを追加」をクリックします。

02a

「一般」の設定

  • このジョブの名前 を入力します。ここではシンプルに「週1回 - バックアップ」としました。
  • ジョブタスクアーカイブ名は初期設定のままでOKです。

02c-1

  • アーカイブ形式はWindowsならZipを選択します。
  • バックアップファイルの保存方法は「フォルダーへバックアップ」を選択します。 Dropboxやメールにバックアップすることも可能ですが、データ量が多い場合を考えるとフォルダーの方がオススメです。

02c-2

最後にページ下部の「変更を保存」ボタンを押してください。

02c-3

「スケジュール」の設定

  • ジョブの開始方法は「WordPressのcron」を選択します。
  • スケジューラーの種類は「基本」を選択します。
  • スケジューラーはここでは毎週日曜日の0時0分に設定してますが、バックアップの頻度によって設定してください。なお、バックアップの時間帯は、あまりホームページが見られていない深夜をオススメします。

最後にページ下部の「変更を保存」ボタンを押してください。

02d

「DBバックアップ」の設定

  • バックアップするテーブルは初期設定のままでOKです。
  • バックアップ名も初期設定のままでOKです。
  • バックアップファイルの圧縮は「GZip」を選択してください。

最後にページ下部の「変更を保存」ボタンを押してください。

02e

「ファイル」、「プラグイン」、「宛先:フォルダー」の設定

「ファイル」、「プラグイン」、「宛先:フォルダー」に関してはすべて初期設定のままでOKです。

02f

ジョブの確認

左メニューのBackWPupより「ジョブ」をクリックします。

02i-1

先ほどは設定したジョブ名の「次回の実行」に次回の日付が記載されていたら、無事設定が完了しています。

02i-2

4.バックアップの実行

バックアップのスケジュールは設定できましたが、実際にバックアップできるのか一度試してみましょう。

左メニューのBackWPupより「ジョブ」をクリックします。

02i-1

ジョブ名の「今すぐ実行」をクリックすると、バックアップが始まります。

03a

バックアップの処理が始まるので、しばらく待ちます。 バックアップのデータ量、サーバーの処理速度によって時間は変わりますが、今回は93秒かかりました。

03b

次にバックアップしたデータをダウンロードします。
左メニューのBackWPupより「バックアップ」をクリックします。

03c

バックアップされたファイルが表示されるので、「ダウンロード」をクリックしてダウンロードを開始します。

03d

これでバックアップデータのダウンロードが完了です。

5.【補足】画像データが多い場合のバックアップ方法

画像データが多い場合に頻繁にバックアップを行うと、サーバーの容量を圧迫し、サーバーへの負荷もかかります。

そこで、私がおすすめしたい方法があります。

  1. データベースは週に1回バックアップを行い、メールで送信
  2. 画像を含むサーバーのデータは月に1回バックアップを行い、FTP経由で外部サーバーに保存

この方法でバックアップデータを外部に保存することで、サーバ内に何らかの障害が生じた時にも、外部にバックアップしたデータからサイトを復旧することが可能となります。

6. 最後に

BackWPupでバックアップの設定を行ったけど、上手くいかないよという方には、私の方で対応することも可能です。
お気軽にご相談ください。

WordPressのバックアップを代行します(料金3,000円~)

前の記事 次の記事