Webサイトの更新が反映されない時には、スーパーリロード
Web サイトを更新したのに、お客さんから『サイトが更新されていません!』と言われた場合、ブラウザがキャッシュを保持していることが多いです。
そのようなキャッシュのトラブルを迅速に解決できるのが、スーパーリロード(強制再読み込み)です。方法は非常に簡単なので、ぜひ試してみてください。
目次
- ブラウザのキャッシュとは?
- スーパーリロードとは?
- スーパーリロードの方法
- スーパーリロードより強力な方法(Chrome のみ)
- 【補足】「スーパーリロード」と「キャッシュの消去とハード再読み込み」の違い
- スマホにはスーパーリロードが無いので別の手段を使います
- 最後に
ブラウザのキャッシュとは?
キャッシュとは、Webページを表示した際に、そのページで使用されている画像やHTMLなどのデータをパソコンに一時的に保存する仕組みのことです。これにより、同じページにアクセスする際、ローカルに一時保存されたデータを利用することで、初回よりも速く表示できます。
ただし、保存されたキャッシュデータが最新であるとは限りません。サーバーに新しいデータをアップしても、パソコンのブラウザはまずキャッシュデータを参照するため、古いキャッシュデータが表示されてしまうことがあります。
スーパーリロードとは?
通常の更新(リロード)時では、テキストは更新されても一部の画像が更新されない事があります。 スーパーリロードでは、ブラウザのキャッシュを使用せず、Webサーバーからファイルをダウンロードしながら再読み込みを行います。スーパーリロードは『強制再読み込み』とも言いますが、こちらの方がイメージしやすいですね。
スーパーリロードの方法
ブラウザごとに少し異なります。以下のキーを同時に押してください。
Google Chrome
Windows : Ctrl
+F5
、Shift
+F5
、Ctrl
+Shift
+R
Mac : command
+R
Firefox
Windows :Ctrl
+F5
Mac : command
+Shift
+R
Safari
Mac : command
+R
、Shift
+更新ボタン
Microsoft Edge
Windows : Ctrl
+F5
Internet Explorer(IE)
Windows : Ctrl
+F5
スーパーリロードより強力な方法(Chrome のみ)
Chrome にはスーパーリロードより強力な方法として「キャッシュの消去とハード再読み込み」があります。 スーパーリロードでも駄目な場合は下記の方法を試してみてください。
- Windowsの場合、Chromeを開いた状態で
F12
を押します。Mac の場合はOption
+command
+I
です。 - リロードボタンを右クリックするとメニューが表示されるので、『キャッシュの消去とハード再読み込み』をクリックします。
【補足】「スーパーリロード」と「キャッシュの消去とハード再読み込み」の違い
スーパーリロードでは、直接参照している外部ファイルのキャッシュは削除しますが、間接的に参照している外部ファイルのキャッシュは削除できず、引き続きキャッシュが利用されてしまいます。
「キャッシュの消去とハード再読み込み」なら外部ファイルのキャッシュも削除できます。例えば、JavaScriptで動的に参照されたファイルのキャッシュなどが更新されるため、スーパーリロードよりも強力な方法と言えます。
スマホにはスーパーリロードが無いので別の手段を使います
スマホにはスーパーリロードが存在しませんので、キャッシュの削除には少し手間がかかります。
スマホで簡単にサイトの更新を確認できる方法が無いかと探していたところ、プライベートブラウジングで確認するのが最も手軽な手段であることが分かりました。どのブラウザからでも 2 クリックでプライベートブラウジングに遷移できるので便利です。
プライベートブラウジングのやり方については、スマホで Web サイトの更新が反映されない場合は、プライベートブラウジングおすすめのページをご覧ください。
最後に
ブラウザのキャッシュのクリアを一度にまとめて行いたい場合は、CCleaner などのユーティリティソフトがおすすめです。私は仕事上、キャッシュが更新されていないと困るので、定期的に CCleaner を使ってキャッシュをクリアするようにしています。