コストをかけずにできる迷惑メール対策
一般的な迷惑メール対策として、「ノートン セキュリティ」や「ウイルスバスター」などのセキュリティソフトをインストールしますが 、年間5000円程度の費用がかかります。企業であれば経費として計上できればいいのですが、個人のメールとなると費用を払ってまでソフトを入れる方はそれほど多くないでしょう。
今回は迷惑メール対策をしたいと思っている方へ、あまりコストをかけずにできる3つの方法を紹介していきます。
メールソフトはThunderbird(サンダーバード)を使う
メールソフトの中に、迷惑メールを自動で振り分け、不要なメールを最初からゴミ箱や別フォルダに移してくれるものがあります。 一般の方で使ってる方はあまり多くないのですが、昔からIT関係の企業ではよく使われているThunderbird(サンダーバード)というソフトです。無料のソフトですがセキュリティに定評があります。またThunderbirdの迷惑メールを振り分けるフィルタリング機能がとても優秀で、ベイズ理論を用いた学習型のフィルタリング機能を備えています。学習型の迷惑メールフィルターなので、しばらく使っているとほとんどの迷惑メールを振り分けてくれます。
Thunderbirdの迷惑メール振り分け機能の設定方法については、下記の記事をご覧ください。
Thunderbirdで迷惑メールを自動振り分けする方法
私も実際Thunderbirdを利用していますが、同じメールをOutlookで受信したものと比べてみると、フィルタリング機能の差が歴然としています。Outlookはいくら学習しても受信トレイには迷惑メールが結構残りますが、Thunderbirdは迷惑メールがほとんど残らないので受信トレイがスッキリしています。
Gmailを使う
Gmailにもベイズ理論を用いた学習型のフィルタリング機能があります。Thunderbirdと同じように、通常のメールソフトで受診した場合とGmailで表示される迷惑メールの量も明らかに違います。Gmailをお使いの方ならGmailのフィルタリング機能がいかに優秀であるかを実感しているかと思いますが、個人でメールを利用するならGmailが一番おすすめです。Gmail以外のメールをインポートしたり、転送したり転送して使うことができるので、すべてのメールを Gmail で管理しておけば迷惑メールの心配は必要ありません。
ただ最近Gmailのセキュリティがかなり厳しくなっていて、通常のメールが間違って迷惑メールに入ったり届かないこともあるので注意しましょう。
≫ Gmail
レンタルサーバーの迷惑メール機能を使う
お使いのレンタルサーバーにも何らかの迷惑メールフィルターがついていますが、ThunderbirdやGmailみたいに優れた学習型フィルタリング機能を持ったものになると、シマンテックの「Symantec BrightmailAntiSpam」が使える、WebARENA SuiteXがおすすめです。シマンテックのSymantec BrightmailAntiSpamは非常に精度が高いことで世界的に有名で、その機能が追加費用なしで使えるのはWebARENA SuiteXだけです。
通常迷惑メールフィルターの機能で、迷惑メールの場合はメールの先頭に[spam:]などの文字がついた状態でメールを受信しますが、WebARENA SuiteXではサーバー上で迷惑メールを隔離する設定があります。メールソフトに迷惑メールが受信されなのが一番大きなポイントで、この機能はThunderbirdやGmailにもありません。
- 隔離されたメールは一定期間(14日)後にサーバーから自動削除されます。
⇒詳しくはWebARENAの 電子メール~迷惑メール対策 をご覧ください。 - 誤判定されたメールについては、シマンテック社へ解析依頼をすることができるので安心です。
⇒詳しくはWebARENAの誤判定と思われるメール検体の提出をご覧ください。
このようにWebARENA SuiteXを利用することで、余計な手間をかけずに迷惑メール対策を行う事ができます。迷惑メールで困っている企業であれば、ご利用のレンタルサーバーをWebARENA SuiteXへ移行してみてはいかがでしょうか。現在利用しているサーバーより少し高くなるかもしれんが、月額1,470円から利用できるのでお手頃な価格帯だと思います。またサーバーを全部移すのは難しい場合は、メールの部分だけwebarenaに移行するという使い方も可能です。
まとめ
あまりコストをかけずに迷惑メール対策を行う方法として、
- 個人で利用するならGmailで十分です。
- 利用するメールソフトはThunderbirdをおすすめします。
- 会社全体として対策したいなら、WebARENA SuiteXへの移行を検討してください。