WordPressのドメインを変更する方法
サイト名を変更したので、WordPressのドメインを変更したい。レンタルサーバーのオリジナルドメインから独自ドメインに変更したいとお考えの方に、WordPressのドメインの変更方法について解説していきます。
ちなみに、WordPressのドメインを変更する場合には既存サイトのデータを変更してドメインを変更するものだと思われがちですが、いろいろとリスクが伴う為、このような方法でドメインの変更を行いません。 何らかのトラブルに備えて既存のサイトを残した状態で、新しいドメインのサイトに既存サイトを複製し、ドメインを変更するという手順で行います。 この方法だと、トラブルがあった場合、すぐに前の状態に戻すことが出来るからです。
具体的なWordPressのドメインの変更の手順は以下の通りです。
1.既存サイトの複製
新しいドメインのサイトに既存サイトを複製します。手順としては通常のWordPressの引っ越しと同じです。
WordPressの引っ越し方法については、下記のページをご参考ください。
2.ドメインの置換
ドメインを置換するには、データベースのデータとファイルデータのURLを置換する必要があります。
ドメインの置換方法については、下記のページをご参考ください。
3.転送設定
ドメインを変更した場合は、必要に応じて転送設定を行いましょう。
正しく転送設定を行うと、今の検索順位をきちんと引き継ぐことができます。
新しいサイトのディレクトリ構造が旧サイトと同じで、ドメインのみ変更する場合であれば、
.htaccessのWordPressの処理の前に下記のコードを追加してください。
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteRule (.*) http://example.com/$1 [R=301,L]
</IfModule>
4.旧サイトの削除
リダイレクトが行われ、新サイトのドメインが正常に動作しているのを確認後、しばらくしてから旧サイトの削除を行ってください。リダイレクトで利用している.htaccessのデータを除き全て削除してください。
更新しないWordPressがサーバー上にあると、改ざんされ乗っ取られる危険性があるので、必ずデータを削除しましょう。
5.WordPressドメインの変更の注意点
- URLの置換を行っても、一部のウィジットやカスタマイズ、プラグインの種類によりURLの置換が行われないことがあります。置換後にHTMLのソースコードをよく確認してください。
- ドメイン変更を行い、リダイレクト設定を行っても一時的に検索の順位が下がります。SEOを気になさる方は、そのリスクを考慮し、慎重にドメイン変更を行ってください。
6.その他の作業
必要に応じて下記の作業も行ってください。
- Googleアナリティクスの設定変更
- サーチコンソールの設定変更
- googleアドセンスなど再申請
7.WordPressのドメインを変更を依頼したい場合
今回の作業を行ったけど、上手くいかないよという方には、私の方で対応することも可能です。お気軽にご相談ください。